「好きな女の人を選んで性的サービスを受けませんか」というメッセージを受けた、青森県内の60代の男性が、その後、SNSアプリを介して、登録料などを名目に現金を要求されて約85万円をだまし取られました。警察が特殊詐欺事件として捜査しながら、注意警戒を呼び掛けています。

被害にあったのは青森県の60代の男性です。
警察によりますと、男性は、2024年5月初め頃、自身の利用するSNSアプリに「好きな女の人を選んで性的サービスを受けませんか」というメッセージを受け、これに対してサービスを受ける旨の返事を返しました。

その後、男性はSNSアプリ「Telegram(テレグラム)」に誘導され、その中で「LOVE 受付係 菜々」や「ラブクラブ指導先生 大久保」というアカウント名の人物らとやり取りをはじめました。

そのなかで男性は、「登録料を払ってほしい」、「女性と会うための予約カードを買ってほしい」、「女性と会うための抽選ポイントを買う必要がある」などと言われ、5月9日~6月4日までの間に計8回にわたり、相手の指定した個人名義口座に現金計84万5000円を振り込んだということです。

振り込み後も男性は女性に会えず、更に現金を要求されたことから不審に思い、警察に相談し、被害に気付いたということです。

警察が事件として捜査するとともに、同様の手口の特殊詐欺への注意警戒を呼び掛けています。