裁判所からの破産手続きの開始決定を受けた青森県弘前市のホテルニューキャッスルが9日、営業最終日を迎え45年の歴史に幕を下ろしました。

営業を終了したのは1978年創業のホテルニューキャッスルです。ホテルは新型コロナの影響などで経営が悪化し約7億8000万円の負債を抱え、3月31日に裁判所から破産手続きの開始決定を受けていました。土田剛社長は破産が決まった後の営業で利用者に十分なサービスを提供できなかったことを謝罪した上で、ホテルに携わった全ての人に感謝の言葉を述べました。

※ホテルニューキャッスル 土田剛社長
「45年の歴史が本当に終わってしまうという実感とそして地域の皆様とスタッフに本当に長い間ありがとうございましたという思いで鍵を閉じました」

ホテルの土地や建物の今後の活用については不透明としながらも、土田社長はホテルの経営を引き継ぐ人が現れてほしいとしています。