青森県五所川原市の津軽金山焼で、来年の干支、「卯」(うさぎ)の置物づくりが最盛期を迎えています。


深みのある独特な風合いが特徴のウサギの陶器は、来年の干支をかたどった置物です。
五所川原市の津軽金山焼では、毎年この時期、翌年の干支の置物を制作しています。工房では、石膏で作られた型に液状の粘土を流し込み、その後、型から取り出すと本物そっくりのウサギが誕生します。


こちらの、ふくよかなウサギは、轆轤(ろくろ)で作った胴体に耳などのパーツをつけてできあがる愛らしい「うさたん」置物です。


津軽金山焼ではことし5種類、約900個の制作を予定しています。

※津軽金山焼 野呂理沙子さん
「リアルな感じのウサギが欲しいという人もいれば、かわいい感じのものが欲しいという人もいるので両方のパターンで作っています。ウサギは子孫繁栄や飛躍という意味があるので来年は皆さんが飛躍できるように」


置物は、1週間ほど乾燥させた後、3日間窯で焼かれ、金山焼独特の風合いとなります。津軽金山焼の干支置物は11月下旬から販売されます。