青森でイロハを学んだ経理 「過程が見えて最後に結論」これが楽しい

葛󠄀西一成さん
「商業高校なので、授業の中で簿記の科目がありました。企業の決算書を作る、その過程が楽しいんですよね。会社でどういう取引があって、最終的に業績こうなったんだよっていう過程が見えて最後に結論が出てくる。そこがおもしろいところでもあったのかな」
大学も商学部に進学し、将来は経理関係の仕事を考えていたが、プログラミングにも興味を持ち、就職活動は主にソフトウェア開発のIT関連企業へ。

葛󠄀西一成さん
「ソフトウェアのIT系企業に就職試験を受けに行ったのですが、ちょうど私が簿記の資格を持ってたので、『経理をやってみないか?』ということで、IT系の企業でプログラミングではなく経理をやるということになって入社ということになりました」
学生の頃の勉強とは違い、実際に働いたことで企業の経理の流れや業務におもしろさを見出した。

葛󠄀西一成さん
「企業の業績を数値で情報として持ってますので、その情報を生かすも殺すも経理の仕事なんですよね。その情報をもとに、次にどういった手を打つのか。それを役員・経営層に提供する、提案する。それが重要となってくるんです」
青森で経理のイロハを学び、上京してキャリアアップ。上場企業の経理部長にまで伸し上がった。

そして、それらの経験値は、“書籍”という形で表現される。