停電の原因となる「カラスの巣」を電柱から撤去する作業が公開されました。青森県内では、年間2000個を超える巣が撤去されています。
高さ14mの電柱の上にある物体は「カラスの巣」です。電線に接触すると、停電の原因にもなります。
16日は、その厄介ものを東北電力ネットワークの職員が高所作業車で近づき、電気を通さない工具を使って撤去しました。
巣は「すり鉢状」で直径33cm。木の枝のほか、細いロープも材料として使われていましたが、金属は含まれていませんでした。
東北電力ネットワーク 成田 傑さん
「針金やハンガーなど金属類が含まれていることがありますので、電線に触れたりすると停電の恐れがあります」
繁殖期を迎えたカラスは、3月ごろから安定した高い場所を選んで巣を作る傾向にあり、県内では過去3年間で平均2300個が撤去されているということです。
東北電力ネットワークでは、電柱に「カラスの巣」を見つけた場合は、コールセンターなどに連絡するよう呼びかけています。