“天を衝く”巨大な立佞武多を体感できる特別室が、青森県五所川原市のホテルに誕生しました。圧巻の視点とともに、祭りの雰囲気を味わえます。
ベッドの頭側、ヘッドボードに掲げられているのは大型立佞武多「かぐや」です。
立佞武多を見上げる視点もそのまま。
まるで「まつり」会場にいるような錯覚を覚えます。これに加えて…。
倉島彩能 記者
「上を見上げますと天の川が広がっていて、開放的な気分を味わうことができます」
「立佞武多コンセプトルーム」は、五所川原市のホテル「パークイン五所川原 エルムシティ」の8階にツインルームとして開設されました。
まつり期間以外にも観光客を呼び込もうと、津軽圏域の14市町村でつくる観光法人「Clan PEONY津軽」が企画し、歴代の立佞武多からメインに「かぐや」を選びました。
「かぐや」は、平成から令和に元号が変わった2019年が初陣。
コロナ禍による運行中止をはさみ3度の出陣を終え、2024年に解体されました。
こうしたことからホテル側の思いもひとしおです。
パークイン五所川原 中山 佳 代表
「また苦しい時があったとしても、希望を持てるかなということで(正面を)『かぐや』にした。家族で立佞武多の思い出話や、いろんな歴史を親から子へ伝えていただき、未来の立佞武多を盛り上げるような立場になっていただければ本望」
「立佞武多コンセプトルーム」は4日に予約を開始し、料金は2人で2万2000円からとなっています。












