青森県五所川原市の佐々木孝昌市長は、長期休館中の「立佞武多の館」に変わる新たな観光の目玉として、津軽三味線の始祖「仁太坊」をアニメ化する構想を明かしました。
五所川原市では通年観光の拠点となっていた「立佞武多の館」が、2026年6月末まで1年3か月間にわたり休館します。
これを受けて佐々木市長は、2日の記者会見で津軽三味線の始祖「仁太坊」のアニメ化の構想を明かしました。
日本のアニメが人気の台湾からの観光客を増やすのが狙いです。
五所川原市 佐々木孝昌 市長
「三味線を(観光として)売るには仁太坊のマンガを作るとか、マンガを作ってYouTubeで発信するなど。台湾人はマンガが好きなので、よろしくお願いします。そのチャンスの1年」
「仁太坊」は、1857年に現在の五所川原市金木町に生まれ、14歳で三味線を弾きながら門付けした津軽三味線の始祖と言われています。
今回のアニメ化構想の具体的な制作時期などはまだ決まっていませんが、佐々木市長は関係部署に検討するよう指示し、市の新たな誘客の柱に意欲を見せています。