病院の職員や息子を名乗って「がん」と診断されたと装い、金銭を要求する不審電話が青森市で相次いで確認され、特殊詐欺事件につながる恐れがあるとして、警察が注意を呼び掛けています。

不審な電話は17日、青森市で3件確認されています。いずれも病院の職員を名乗る男から「息子さんが喉の痛みを訴えて運ばれてきた」「喉に腫瘍があってがんだと思われる」と電話がありました。
その後、息子をかたる男から「がんと聞いてショックで財布と携帯電話を置き忘れてしまった」「お金を引き出せなくなったのでお金を貸してほしい」などと連絡がありました。
電話を受けたのは70代と80代の男女合わせて3人で、いずれも不審に思って警察に相談したため、被害はありませんでした。警察は、特殊詐欺事件につながる恐れがある不審な電話だとして警戒するとともに一人で対応せず、家族や警察に相談してほしいと呼び掛けています。
青森県内では10月に入って弘前市や黒石市などでも不審電話が20件以上確認されています。












