2022年、高校全国2冠を果たした青森山田高校3年の秋元啓介選手。世界を見据えて階級をあげた3月の全国大会は準優勝。同じ高校に進学する妹とともに王座奪還、そしてその先の世界を見据えています。
成長し続ける秋元選手の原動力
サンドバックに拳を打ち込む秋元啓介選手。競技を始めてわずか2年で全国大会を2回制覇。ものすごいスピードで成長し続けています。
※青森山田高校ボクシング部 秋元啓介選手(3年)
「美しいボクシング。派手に戦って、どの日本代表よりも、どの一番よりも一番輝けるようなトップの選手になりたい。この1年で」

練習量に対する絶対的な自信、そして掲げる高い目標。それは以前からブレることはありません。
※秋元啓介選手(2年生当時に取材した際のコメント)
「負けるという要素はない。日本代表選手の誰よりも強くなりたいと上を目指している」
今年、全国2冠に輝きながら、世界で戦うことを見据えて減量でのパフォーマンス低下をせずに戦えるライトウエルター級に階級をあげました。3月の全国選抜では決勝で宮崎県の選手と対戦。判定で敗れ準優勝に。頂点に届かなかった後に頭に浮かんだのは親交のある東京オリンピック代表・岡澤セオン選手からの言葉でした。

※秋元啓介選手
「レベルアップには絶対に負けが必要だとセオンさんにも教わった。自分は落ち込まずに前向きにこの負けを受け入れる」
決勝戦を映像で確認すると試合の運び方や繰り出す攻撃が理想とはほど遠いと痛感。さらなる成長につながる刺激を受けた秋元選手ですが、もう1つ大きな刺激、原動力となる存在があります。













