青森地方最低賃金審議会は、製造業や鉄鋼業など、一部の業種を対象にした産業別の特定最低賃金について過去最大の上げ幅となる29円引き上げることを青森労働局に答申しました。

青森労働局は9月、最低賃金改正の申し出があった鉄鋼業、電気機械器具等製造業、自動車小売業、それに各種商品小売業の4つの産業を対象にした最低賃金について青森地方最低賃金審議会に諮問していました。
審議会が検討した結果、鉄鋼業、電気機械器具等製造業、自動車小売業の3つについて、過去最大の上げ幅となる29円引き上げを答申しました。一方で各種商品小売業については労働者側と使用者側の間で合意に至っていないため、協議が継続されます。
17日に答申された3つの産業の最低賃金は異議申し出がなければ11月16日に公示され、12月21日に発効される予定です。