青森県立中央病院と青森市民病院の統合新病院に関する説明会が青森市で15日開かれ、西秀記市長に直接、整備候補地の見直しを求める声が上がりました。

統合新病院の懇談会は、これまで整備候補地の県営スケート場の周辺住民を対象に3回開かれましたが、15日は青森市の全域を対象にした説明会が初めて開かれました。西市長にとってはこの日が市民へ直接説明する初めての場でしたが、整備候補地の見直しを求める厳しい声が上がりました。

※浜田地区の住民
「県に押されたのではないのか。引き返すなら今しかないと白紙撤回を求めたい」

※青森市・西秀記市長
「デメリットとして指摘したものは県の方で1つ1つ丁寧に答えてくれたということもありまして、最後決め手になったのは高速道路の出口から近いということ。これだけは県の方はなんとか確保したいという話になりましたので、それであれば私はその時点ではセントラルパークでもスケート場でも同じくらい候補地としてはふさわしい場所だと、思うに至ってましたので、高速道路から近い方で決めるしかないですね。中には拙速だという意見を頂戴することも多いですが、拙速というよりは迅速に決めることができたというのが私の印象であります」

17日には、宮下知事と西市長の2人が一緒に出席した初めての広聴会がスケート場周辺の住民を対象に開かれます。