青森県内の多くの中学校で卒業式が行われました。
「1型糖尿病」と闘病しながらフィギュアスケートの全国舞台で活躍する堀野伊織さんも、晴れの日を迎えました。

おいらせ町立木ノ下中学校の卒業式には、3年生115人が出席しました。

田畑信校長から祝いの言葉を贈られると、卒業生を代表して宮守気大さんが感謝と今後の決意を述べました。

卒業生代表 宮守気大さん
「この学舎で学んだことを胸に焼き付けて、皆さまへ感謝の気持ちを忘れず、大きく羽ばたいていきます」

式典の校歌斉唱のピアノ伴奏は、堀野伊織さんが務めました。

堀野さんは、中学校に入る前に発症した1型糖尿病と戦いながらフィギュアスケート選手として活躍。全日本選手権に2年連続で出場するなど、将来が期待されています。

クラスメートたちと最後のひと時を過ごしたあと、母・明日美さんに一輪の花と手紙を手渡し、感謝を伝えました。

堀野伊織さん
「お母さんは、大きな大会があるたびに車でいろんなところに連れて行ってくれたり、その都度、僕の血糖値を気にして食事もしっかりと管理してくれたり。本当に頭が上がらない」

県内では13日、全体の6割ほどにあたる85の中学校で卒業式が行われ、この春、9200人がさまざまな思いを胸に抱いて旅だちの日を迎えます。