2024年、青森県弘前市の廃校となった小学校に侵入し、水道の蛇口などを盗んだとして窃盗の罪などに問われている男の裁判で、青森地裁は5日、男に懲役1年2か月の実刑判決を言い渡しました

判決を受けたのは、住所不定の無職・雪田藤斗被告(28)です。

起訴内容などによりますと、雪田被告は2024年9月~10月にかけて弘前市の旧百沢小学校に侵入し、仲間と共謀して水道の蛇口など33万円相当を盗んだほか、2024年11月には、単独で青森市浪岡の車庫や物置小屋から発電機などを盗んだ窃盗の罪などに問われていました。

5日の判決公判で青森地裁弘前支部の亀井佑樹裁判官は、雪田被告が2024年2月に同様の窃盗を起こした罪で受けた、執行猶予中であったことを踏まえ、「法軽視の態度には厳しい非難が向けられるべきである」として、懲役1年2か月の実刑判決を言い渡しました。

判決について雪田被告の弁護側は、今後話し合って控訴の有無を決めたいとしています。