青森県弘前市では、大学生が若者の視点で観光ツアーを考案し、18日はテストツアーとして、弘前市内の観光施設や街並みを散策しながらガイドの仕方や見所を紹介しました。
ツアーを考案したのは弘前大学教育学部の学生たちで、18日は弘前市のコンベンション協会などの関係者を招いてテストツアーを行いました。
学生たちは授業の一環で弘前のアートや食、文化的な街並みのコースを考え、特にターゲットにしたのは「60代の大人」です。
ツアーは「弘前れんが倉庫美術館」の見学から始まり、「弘前のアート」を体感すると、次に紹介したのは弘前の街並みです。
大鰐線の中央弘前駅や江戸時代初期に多くの鍛冶屋がいたと言われ、その名残りが残る繁華街の鍛冶町など、市民の生活の息遣いが感じられるガイドを兼ねながら散策しました。
散策中には地元の伝統工芸品などを扱う店舗にも訪れ、下川原焼土人形の鳩笛の絵付け体験も提案しました。
市の関係者
「学生たちがちゃんと弘前のことを調べて来てくださって、説明も非常に分かりやすかったですし、道中の冗談とかが一緒に歩いていて非常に楽しかった」
弘前大学 教育学部 2年 金子莉歩さん
「台本で考えていた大まかな説明しか想定して考えていなかったので、ここどうなのと聞かれたら細かいところをもっと詳しく説明できるように、情報をもっと深掘りして調べていきたい」
このほかツアーではアップルブランデーの工場見学なども含まれていて、実際に5月中旬ごろからツアーを販売する予定です。