10日の青森県内は、津軽を中心にまとまった雪が降り、厳しい冬に逆戻りしましたが、八戸市の公園ではサクラの木のせん定作業が行われ、春を迎える準備が始まりました。

八戸公園のサクラの枝のせん定作業は、「ソメイヨシノ」や「ヤエザクラ」など約400本のサクラの木がある園内の「サクラの杜(もり)」で行われました。

八戸造園建設業協会の会員と公園の職員、合わせて25人が参加し、木の様子を一本一本確認しながら花が咲かなくなる伝染病「てんぐ巣病」にかかった枝のほか、密集している枝や伸びすぎた枝を切り落とすなどして、約100本の木のせん定を行ないました。

八戸造園建設業協会 畑中美信 さん
「普段とあまり変わらない芽の付き方をしてると思いました。今年もきれいに咲くのかなと思っています。ここがサクラの名所になるような形になればうれしいので、それを目指して作業していこうと思います」

10日のせん定作業で出たつぼみ付きの枝は3月、事前に申し込みをした希望者に無料で配布されることになっています。