春を呼ぶ伝統行事「南部地方えんぶり」が8日から南部町で始まり、太夫たちが力強く烏帽子を揺らし五穀豊穣を祈りました。

南部町で8日開幕した「南部地方えんぶり」は町内と青森県八戸市から8組のえんぶり組が参加し勇壮な舞を披露しました。

冬晴れのなか行われた一斉摺りでは、南部地方えんぶりの特徴であるテンポが速く、動きの激しい「どうさいえんぶり」が披露され、太夫たちが激しく烏帽子を揺らし春を呼び込む勇ましい摺りで観衆を魅了しました。また、きらびやかな衣装に身を包んだ子どもたちは、「大黒舞」や「恵比寿舞」など祝いの舞を披露し会場を沸かせました。

見物客
「天気も良くて、子どもたちも元気に踊れているし、迫力があって良かったです」

南部地方えんぶりは最終日の9日、町内の民家や商店などの前で摺りや舞を披露する「門付け」が行われます。