2024年1月~11月までに、青森県内に宿泊した外国人は40万人あまりでした。調査開始以降、最も多かった2019年の年間の合計をすでに上回り、過去最多となりました。
県によりますと、2024年1月~11月までに県内に宿泊した外国人は延べ40万260人でした。
2023年の1年間の宿泊者数の延べ14万5000人をすでに倍以上、上回っていて、過去最多となりました。多かったのは台湾、中国、次いで韓国でした。
円安が追い風となり、全国的に外国人の宿泊者数が増えたことに加え、県や民間企業の積極的かつ継続的なセールス活動が影響していると見られています。
さらに、2024年に再開された直行便の影響も大きく、韓国は前の年の同じ時期と比べると大幅に増加しました。
青森県観光交流推進部 齋藤直樹 部長
「インバウンド新時代の幕が開けたと受け止めています。観光産業をはじめとした、本県経済の活性化に大きく貢献するものと期待しています。青森ーソウル線や青森ー台北線の再開をはじめ、訪日外国人観光客の地方への関心の高まりを、本県のインバウンドの拡大に向けた好機であると捉えています」
県が定める観光戦略では、2028年までに外国人の延べ宿泊者数50万人を目標としています。