雪に歓声! “極寒座禅会”とは?
青森市内の観光地では早速、春節を利用して中国から訪れた団体が大量に降り積もった雪を目の前にして、歓声を上げながら楽しむ姿がみられました。
青森市はよい天気に恵まれ、酸ヶ湯温泉の付近では、山の斜面に大量に降り積もった雪で遊ぶ外国人旅行客らの姿がみられました。
中国から来た人(男性)
「中国から来ました」
Q.青森はどうですか?
「きれいです。きょうは樹氷を見るためにここに来た。春節、旧正月で休みを取って…」
Q.何日間?
「青森は5日間」
中国から来た人(女性)
「あまり上海は雪がないので、すごく子どもたちが喜んでいる。雪が多いがそんなに寒くない。楽しいです。必ず帰ったら友達に勧めます」
訪れた人は「青森は日本の中で最も雪が降っている。北海道とも雪質が違うというネットの書き込みを見て青森に来た」と話す人もいるということです。
酸ヶ湯温泉 高田新太郎さん
「ちょうど雪も多い時期。雪を見に来て、温泉に入りに来る人が増えるといいなと思います」
海外の人たちにとって魅力的な、この雪を楽しんでもらおうと、こちらの宿では“新たなアクティビティ”を売り出しました。
酸ヶ湯温泉 高田新太郎さん
「雪の上に座って、ただぼんやりするという“極寒座禅会”というのを今年からやっています」
極寒座禅会とは…?
島元萌々子 記者
「どのように進めたらいい?」
酸ヶ湯温泉 高田新太郎さん
「まず、自分で座る所を雪かきで確保してもらいます」
酸ヶ湯温泉 高田新太郎さん
「ここ(酸ケ湯)に来る人は、雪かきをしたいという人もいるので」
島元萌々子 記者
「え~…。もういいです」
雪かきで座る場所を確保したら“座禅タイム”です。
人の声は聞こえず…
静寂の中で…
雄大な自然を感じる…ことができると言います。
島元萌々子 記者
「温泉の音と鳥の声とか、雪を踏む音が聞こえてきて、すごく癒されるような感じがしました」
約60分の体験(参加費2000円)を求めて4組が参加したということです。人気商品になる可能性を秘めていると、宿の担当者は期待を寄せています。