“災害レベルの豪雪”が続く青森県内、日本海側では一晩で30cmを超える雪が積もり、弘前市では1月の観測史上1位となる126センチの積雪を観測しました。鉄道各社は運休が相次ぎました。

年末に匹敵する非常に強い寒気が入った県内。17日昼前まで、津軽と下北の18市町村に「大雪警報」が出され、日本海側では一晩で30cmを超える雪が積もりました。

弘前市では17日朝、1月の観測史上1位となる126cmの積雪を観測しました。
また、“世界一の豪雪地帯”とも称される青森県の酸ヶ湯では、17日に1月の観測史上1位となる436cmの積雪を観測しました。

弘前市民
「大変ですね。本当に…。やってもやってもきりがない。少し落ち着いてくれればいいけれども…」

「生活道路大変ですね。年配の人は歩けない。覚悟していますから、頑張ります」

このほかの各地の17日の最深積雪は、青森で130cm、平川市碇ヶ関で119cm、五所川原で104cmなどとなっています。

県内10の観測地点で、この冬一番の積雪を観測しました。

年末から続く“豪雪”。青森市では、一人暮らしの女性がスノーレスキューを市役所に頼もうとしているものの、連絡がつかず困っているといいます。

住民は
「(家の屋根が)下がってきた。市役所に電話をかけたけど順番だからね…。すぐには、なかなかね。きょう、あすに来ててもらわないと…。これ以上(雪が)深くなると出てくるのもやっと。大変!」

降り続く雪で、鉄道は運休が相次ぎました。午後4時半時点で、JRは奥羽本線や五能線など4つの路線で124本。弘南鉄道は大鰐と弘南線で51本、青い森鉄道は23本です。

このうち、17日に終日運休となったのは、奥羽本線の津軽新城駅と大館間(秋田県)、五能線の弘前と深浦間、そして弘南鉄道の大鰐線です。

列車を利用予定だった人
「これから乗ろうと思ったが、(運休で)どうしよう…。方法が分からないので…。代行がなく、駅員に聞いてみる」

県内はすでに雪のピークは越えていて、18日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、全域で3~5cmとなっています。

鉄道各社は、大学共通テストが始まる18日の始発から通常通りの運転を予定しています。