「あほみたいな値段がつきますよ」相次ぐ企業の買い付け

エフ・ベースは農家からコメを集めて出荷する作業をしていますが、西北地域の農家からは「企業が買い付けにきている」と打ち明けられたといいます。
エフ・ベース 福士広基 社長
「直接、庭先に来たりとか…。県外の大手卸業者だね。名前が聞こえているのは。あほみたいな値段がつきますよ。玄米1俵(約60kg)につき2万円は超えています」

この動きで異例の対応を余儀なくされたのが、農協と同様にコメを農家から集めている青森市の県米穀集荷協同組合です。先月10日にまっしぐらとはれわたりの概算金は1万5000円と決めましたが、わずか1週間後に、1万7000円へ引き上げました。

それでも、想定通りにコメは集まらないといいます。その理由は「商社などの買い付けが相次いでいるため」です。