青森県深浦町の消防署に勤務する職員が「アワビ」を密漁したとして、青森海上保安部の取り調べを受けていたことが分かりました。家族で食べるために獲っていたということで、消防は今後、処分を判断するとしています。
鰺ヶ沢消防本部によりますと、深浦消防署に勤務する30代の男性は9月3日の午後2時ごろ、深浦町北金ヶ沢の海岸でアワビを獲っていたところ、青森海上保安部の職員による取り調べを受けました。
県の条例で、アワビは9センチ以下のものは通年で、9センチ以上は場所によって8月~10月の間は獲ることが禁止されています。
職員は取り調べを受けたあと消防本部に申告していて、「家族で食べる分を獲っていた。地元の海ということもあり、安易な気持ちで獲ってしまい反省している」と話しているということです。
事態を受けて鰺ヶ沢消防本部は、安易にこうした行為をしないよう全職員に注意を促し、今後、刑事処分が決まり次第職員への懲戒処分を判断するとしています。