ハッシュタグ(=#)を付けて青森の様々なモノ・場所・人を紹介する【#わっちタグ】です。今回は【#大人の工場見学
日本の伝統食といえばみそ。老舗みそ工場に、新井宇輝アナウンサーが潜入しました。そこには厳選された原料を使ったクオリティへのこだわりと新しさへの挑戦がありました。

生みその風味そのままの顆粒みそ

青森の大地の恵で作られたみそ

青森市浪岡にあるかねさ株式会社。創業は明治8年(1875年)。144年にわたり歴史と伝統を守った品質本位のみそ作りが行われています。

会社の看板所品

長く愛され続けている理由を、かねさ株式会社新谷智行さんに聞きます。

かねさ株式会社 新谷さん
「この工場があります梵珠山。そこから湧き出ている湧水を原料水として使っています。さらに、大豆、米、塩など、しっかり厳選された原料を使っておみそを作っていますので、そのおみそが皆さんに愛されてるんじゃないかなと思います」

独自のフリーズドライ製法で製造する顆粒みそ

みそはみそでも、今注目なのが顆粒みそです。生みその味をそのまま再現している顆粒状のみそで、生みそに比べ賞味期限が長いことや新たなフレーバーとして手軽に使えるなどの点から、海外への輸出や防災備蓄食品としての関心が高まっています。

人気商品の「ひいふうみそ汁」

こちらの工場では、1日約2.5tの顆粒みそが作られています。味噌汁で換算すると30万から35万食分ほどにもなるそうです。国内はもとより、アジア圏や欧米などに輸出されています。新井アナ新谷さんに案内され工場に潜入します。

顆粒みそ
新井アナとかねさの新谷さん(右)「マスク越しですがみその良い香りがしますね」と新井アナ

工場見学~9つの工程~

最初は、みそを濾す工程です。つぶみそからこしみその状態にしていくことで、この後の作業がしやすくなるそうです。

次にこしみそと調味料を混ぜます。鰹節や昆布など出汁になるようなものをしっかり混ぜていくことで味を決める重要な工程です。

みそと出汁を混ぜたものを、形を整えてトレーに充填していきます。

かねさ株式会社 新谷さん「延べ棒状になってます。乾燥させるのに一番良い状態ということで、かなり研究し尽くされここに行き着いたって感じですね」