きょうは、県内各地で気温が上がり、この時期らしい暑さの一日となりました。そんな中、涼を感じられるスポットを取材しました。
まず向かったのは、JR浪岡駅の近くにある青森市浪岡交流センターあぴねすです。

※近藤志生里キャスター
「手元の温度計はマイナス4度ほどを示しています。ダウンを着ていても芯から冷える寒さです」

こちらの「雪体験室」は、雪の中で貯蔵する「雪室りんご」の研究にも使われる低温熟成施設です。真夏でも氷点下の世界を体感することができ、今年の2月の末に近くで集めた雪で作ったかまくらや雪だるまが出迎えてくれます。
※男の子は「さむかった」Q.雪さわってみてどうでしたか「つめたかった」「しゃっこい冬の世界に来た感じ」

雪体験室は8月24日まで一般開放されています。

涼し気な音色で夏の風物詩ともなっている五所川原市と中泊町を結ぶ津軽鉄道の風鈴列車。この列車に涼を求めて17日乗り込んだのが…
大手菓子メーカー明治の「きのこの山」と「たけのこの里」です。
メーカーの担当者が猛暑の夏に「冷やしてもおいしい」とアピールしたいと考えていたところ、津軽鉄道の風鈴列車にたどり着いたといいます。
※近藤キャスター
「駅の待合室にあるこちらの冷蔵庫を開けてみると、きのこの山とたけのこの里がびっしり!冷えてますね。ちなみに私はたけのこ派です。」

津軽五所川原駅と津軽中里駅では17日から8月末まで、冷え冷えの「きのこの山」と「たけのこの里」が無料で配布されることになっています。

※乗客は「涼しくなりました。気持ちが。たけのこの里が好きです。」

車内には、明治が2020年実施した興味深い調査の結果が掲示されていて、青森県内で「“きのこの山”派」という人は、「“きのこの山”の夢をよく見る」と回答した割合が全国で最も多く、「“たけのこの里”派」でも全国で3番目に高いという結果に。
夢に出てくるほど、青森県民に愛されているお菓子であることが伺えます。
※津軽鉄道総務課 白鳥泰課長
「津軽鉄道の有人の待合室には冷房がなくて暑い状態になっているんですけれど、冷やしたお菓子を食べていただいたり、冷やしたお菓子を持ち込んで車内の中で、旅を楽しんでいただけたら」

この特別列車の名は「夢見るきのたけ号」。8月31日まで運行される予定です。
