青森県弘前市の岩木山の麓で、例年より1か月ほど早くクマとみられる足跡が見つかりました。地元のガイドは気温の上昇が要因とみて、警戒を強めています。

爪の形がくっきりと残る足跡。
その横には、歩幅が狭く、一回り小さい足跡も残っています。これらはクマの親子のものとみられ、2月24日に岩木山の麓で見つかりました。

足跡を発見したガイド 髙田敏幸さん(74)
「えさを求めてうろついている感じ。私も警戒しながら帰ってきた」

足跡がみつかったのは、弘前市常盤野地域西側の黒滝渓流周辺で、地元のガイド・髙田敏幸さんが雪山散策ツアーの下見をしていた際に見つけました。

髙田さんによりますと、この地域でクマが出始めるのは例年3月中旬以降で、2月下旬に足跡を見つけたのはガイド歴30年で初めてだということです。

これを受け3月上旬に予定していた散策ツアーは中止となりました。

足跡を発見したガイド 髙田敏幸さん(74)
「2月はまだ雪深い所なので、クマが冬眠明けするのは考えにくかった。春めいた陽気も出たので、クマが勘違いして出てきたのかもしれない」

県によりますと、2026年のクマの出没件数は2月末時点で21件。2025年の同じ時期を下回っていますが、県は冬の間も目撃情報があった場所の周辺では出没に注意するよう呼びかけています。