再び花開くシロバナタンポポ 目指すは発芽能力を持つ種子の獲得

北畠さんたちはこれから、このシロバナタンポポの中で、発芽する能力を持つ種子ができていないかを確かめながら、さらに数を増やしていくことを目指しています。

弘前大学教育学部 勝川健三教授
「シロバナタンポポは西日本には普通にある植物なので絶滅危惧種には指定されていない。地域の人が後世に伝えようと思わない限り、残っていかない」
北畠清美さん
「ここからがスタートだと思う。いままでシロバナタンポポの存在を知らなかった人が多いと思うので、花を通して板柳に文化・歴史があるのを手に取って、学んでいく1つのものになれたらいい」

江戸時代から受け継がれてきたシロバナタンポポは、一度は姿を消そうとしていましたが、再び、板柳町で花開き始めています。
シロバナタンポは東北では珍しい植物ですが、西日本では広く咲いており、絶滅危惧種には指定されておらず、このため地元の人たちが保全するしかないのが現状です。