青森県八戸市湊町で閉店した店舗のシャッターが上がりました。店主の息子が約20年の歳月を経て、食堂として再スタートを切り、オープン初日から大きな賑わいを見せました。
八戸市湊町に17日にオープンしたのは、「みなと巻きずし ツキウ食堂」です。
この場所に約20年前まで店を構えていたのは「ツキウ時計宝石店」で、店主の息子が店を再スタートさせました。
ツキウ食堂 月舘宜文店主
「わたしは生まれも育ちもここ、湊町で育ちました。この店が私の家でもありました。何かをやらなければと思っていたので、きょうこうしてオープンできたことが本当にうれしく思っております」
食堂は、午前10時の開店とともに次々と客が訪れ、賑わいました。
県内外で飲食店を経営してきた月舘さん。地元の水で炊いた県産米を使った太巻き「みなと巻き寿司」や、低温調理した八戸の毬姫牛の肩ロースを、贅沢に盛り付けた「牛肉とイクラの乱れ丼」などを用意しました。
「牛肉とイクラの乱れ丼」を食べた客は
「見た感じも彩も良くて、生卵を割ったり楽しさと味もおいしかったです。さらっと食べやすい感じでよかったです」
ツキウ食堂 月舘宜文店主
「生まれた時は賑わっていた商店街ですが、いまは本当に元気がなくなっているので、微力ながらツキウ食堂がこの町を盛り上げるひと役に立てればと思っています」
新たな時間を刻み始めたツキウ食堂が、これから地元・湊町を盛り立てていきます。