いざ初めての里帰りに…

大間稲荷神社・目時浩美宮司
「大間のことをよく知ってもらえたらと思うし、私たちもあまり台湾に行く機会がないので、この機会にたくさんのものを見てきたいと考えています」
大間町観光協会・島康子副会長
「媽祖様、すでにお顔が笑っていらっしゃるような気がしていて。やっぱり嬉しいんだろうなと思って。本格的な交流のスタートになると思うので第一歩を頑張りたいと思います」

『天妃様』は、海の守り神として台湾や東南アジアなど世界20ヵ国以上に2億人を超す信者がいるとされていて、別名「媽祖(まそ)」とも呼ばれています。


大間町には、1696年に水戸藩から伝わったとされていて、150年ほど前から大間稲荷神社に祀られていました。ただ当時は、ほとんどの町民が、その存在を知らなかったといわれています。転機となったのは、1996年に里帰りした天妃様の霊が台湾の総本山・北港朝天宮から分けられ、大間稲荷神社と北港朝天宮が姉妹宮となったことです。