尊富士に贈られた『化粧まわし』に思い出の景色

尊富士後援会幹事長 ミワ電工・島谷昭一社長
「彼のおじいちゃんの家からも見える景色ですし、芦野公園の中には土俵があって彼は子どもの頃その土俵で相撲を取ってきた。そんな思い出の場所で、非常に彼も喜んでいると思う」

尊富士に贈ったのはサクラの名所・芦野公園を通り抜け、津軽鉄道の車両がデザインされた「化粧まわし」です。尊富士は新入幕の大事な初日、この贈られた化粧まわしを身に付けて土俵入りしました。

尊富士後援会幹事長 ミワ電工・島谷昭一社長
「本当にどきっとした。まさかうちの化粧まわしを初日に着けてくるという情報もなかったし」

初日から11連勝。大鵬に並ぶ新入幕記録を打ち立てた歴史のはじまりの日は故郷のまわしから始まりました。

尊富士
「前の日に出るかで出ないかの状況の時に映像を見ちゃったんですよ。応援してくれている周りが一番自分の状況を気になっていたので、休むことは僕の中では最終的に選択できなかった」

右足を負傷しながらも尊富士を千秋楽の土俵にあげたのは故郷の後押しです。

尊富士後援会幹事長 ミワ電工・島谷昭一社長
「ともかく正面から強い当たりを生かして、スピードを生かして、勝ち進んでほしい。電車道のように押していってほしい」

青森が生んだ角界のヒーロー。その相撲道を、これからも支えていきます。