半島の『道路網の整備』の重要性

河村庸市キャスター
「半島の道路網の整備の重要性というのは、これまでも明らかになっていまして
2012年には横浜町の国道279号で、暴風雪による車の立ち往生が発生しました。
迂回路がないために車400台以上が、当時19時間にわたって取り残されたということがありました。道路網の重要性。整備の重要性を改めて感じますね」

青森県・宮下宗一郎知事
「半島の脆弱性っていうのは、まさにそのインフラの脆弱性そのもので、道路が寸断をされれば応援にも行けないですし、応援にも来てもらえないですし。そもそも物資が届かないということはあるんですね。ですから半島は下北半島も津軽半島も、あるいは夏泊半島も、この道路整備。あるいは、その強靭化というものが非常に重要になっています」

「津軽半島は(人口が)12万人いるんですね。また、下北半島は10万人いるんですね。これだけの人口を抱えている半島ですから、しっかりとした道路整備を初めとする対応が必要です。そして、能登の災害を私達の教訓にするならば、道路整備は当然のことですけど、あとはやっぱり『備蓄』ですね。それからあとは『受援体制』ですね。多くの人たちが応援に行きたいって思いがありながら、行けなかったっていうことを、どうやっていける環境を作るかということと、その受け皿を作っていくかっていうことは、非常に重要になってきますので。そこはですね、もう来年度の事業の中でしっかりと構築していきたいと考えています」

河村庸市キャスター
「避難をする道路を整備するのもそうだし、その道路というのは助けに行く道路でもあるということですね」

青森県・宮下宗一郎知事
「そうですね。もちろん産業用の道路にもなりますし。本当に道路整備そのものの必要性。それから備蓄の必要性。受援体制の必要性っていうのが、今回の能登半島地震の大きな教訓だろうというふうに思います。これは半島もそうですけれども、
青森県全体も同じことが言えると思います」