県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったそのとき、どのような思いや決意があったのでしょうか。今回のストーリーは外ケ浜町出身で料理研究家・えびす まさき。
現在はラーメン店で働きながら、「ラーメン職人が作る激うま男飯」として、SNSにレシピを公開しながら、料理研究家としても活動している。

母の影響で料理好きに 極めようとしたチャーハン
祖母や母親から、地元の物や手料理をふるまわれていたえびすは、食べるのが好きな子どもだった。
えびす
「母親が全部手作りしてくれたおかげで、出来合いのものを食べた記憶がないというか。料理にふれる機会が子どもの頃からあって…」
唯一家族で外食する時に食べるのがラーメンだった。

えびす
「小さい頃に家族で外食するってなったら、青森市にある『札幌館』の味噌カレー牛乳ラーメンを食べるのが好きでした」
母の影響で料理に興味が湧き、最初は一緒に行っていたが、そのうち1人でも料理をするようになった。
特に極めようとしたのがチャーハン。
えびす
「小学校3、4年でチャーハン作ってて、その時から、どうやったらチャーハンがパラパラになるんだろうっていうのを自分なりに研究しながら日々作ってました」

一方で、プロ野球選手を夢見ながら高校まで野球に打ち込んだ。
卒業後は、保育士の専門学校へ通うため上京。
しかし、あるラーメン店の味と接客に魅せられ、専門学校を半年で中退。その店で働くことになった。