全国ワーストが続く『がん死亡率』の改善へ…

がん検診を受けに来た人は
「費用が自分持ちとなるとちょっと躊躇するところもありますけど、助成してもらえるとなればすすんでしっかり検査したい」

この事業で県が目指しているのは、全国ワーストが続く『がん死亡率』の改善です。

75歳未満の年齢調整死亡率は肺がん・乳がん・子宮がんが全国ワースト。大腸がんがワースト2位。胃がんがワースト3位となっていました。

この事業を通して、5大がんの精密検査の受診率が100%になれば年間で約60人は、がんを新たに発見できると県は見込んでいます。

健康福祉部 三村光司課長
「症状ができる前の早期に、がんを発見して治療を開始することで、5年生存率が格段に上がります。この事業を通じて、がんの早期発見と早期治療に強い関心を持っていただきたい」

県は、がんの克服を目指す社会を掲げ、早期発見・早期治療ができる体制の構築に乗り出しています。