長野県ふくしチーム 松崎栄美子さん:
「私は台風19号(災害)の時に、何もできなかったので、いざという時は必ず行こうと思っていたので今回来させていただきました」
「ご高齢の方は私の母と同じような歳だったりするので、とても他人事とは思えないって強く感じます」
立ち上げから運営までのすべてを「長野県ふくしチーム」が担っている避難所があります。
地域交流センターに開設された「福祉避難所」。

日常生活に介助が必要な75歳から93歳の高齢者12人が利用しています。
能登町では、町内5か所の福祉施設を災害時の福祉避難所に指定していましたが、地震で被災。
新たな避難者の受け入れができなくなり、配慮が必要な避難者も一般の避難所での生活を余儀なくされていました。
能登町の福祉担当者:
「夜徘徊がありましたり、夜中でもトイレのたびに誰かが付き添わなければならないとか段差もあったりするので、その人たちが動かれるたびに、誰かが見守りをする必要があった」
「避難所での生活が難しくなっていると」
頭を悩ませていた能登町に、福祉避難所の新設を提案したのが長野県ふくしチームでした。
能登町の福祉担当者:
「町で被災していない建物で新たに福祉避難所を立ち上げてはどうかという提案を頂きました」
「どうすればいいだろうとすごく悩んでいたので、大変ありがたい提案でした」
能登町と連携して開設場所を選定。

段ボールベッドや介護トイレなど必要な物をそろえ、提案から5日後の1月19日、この福祉避難所をスタートさせました。
「日中はリハビリパンツで行けるような気がします」
「リハパンのままやってみます。それで様子見て」