新潟市のスポーツ施設の今後の在り方について検討する会議が13日、開かれ、地震の被害が大きかった鳥屋野球場について移転の計画を前倒しする必要性が示されました。
【記者リポート】「8か月にわたって行われてきた未来構想会議。今回は地震の被害があった鳥屋野球場のあり方についても話し合われる予定です」
「新潟市スポーツ施設の未来構想会議」はスポーツや経済関係者らが市のスポーツ施設の20年後にあるべき姿について議論するもので、これまで4回にわたって開催されてきました。

議題の一つとなったのが能登半島地震による液状化の被害で使用できなくなっている鳥屋野球場です。

開設から60年が経ち老朽化していた鳥屋野球場はもともと、来年度以降に鳥屋野潟の南部に移転する案が出ていました。

【新潟観光コンベンション協会 山口誠二 専務理事】「(移転は)前倒しで、あるべき姿、より良い姿に検討すべきなのではないか」

【新潟アルビレックス ランニングクラブ 大野公彦 社長】「先を見据えるのと同時に今回の件で目の前の課題解決をどうするかを真剣に考えていく必要がある」
鳥屋野球場については移転の方針を維持することを決めた上で、計画を前倒しする案も示されました。

【新潟市スポーツ施設の未来構想会議 西原康行 会長】「今回はあくまでも20年後の想定ということですけど、もちろんそれ(鳥屋野球場の移転)にむけて前倒しすることは考えられると思いますけど、現在の提案書の中には盛り込まない予定になっています」

「未来構想会議」は今後、提言書を取りまとめ来月末に新潟市の中原市長に提出するということです。