12日、アルピニストの野口健さんが自身のXとインスタグラムを更新し、能登半島地震の被災者に寝袋を配布する中で、未だ十分な支援が行き届いていない状況を「10年以上、災害支援活動を続けてきましたが、僕の経験上、一ヶ月以上が経過してこの状況は初めて」と、明かしています。

野口さんは、率いる団体「ピークエイド」から被災者への寝袋送付について「被災地に直接、救援物資をお届けするのと同時に在宅避難、車中泊をされている方々に宅配が届くエリアに関し個別に発送させて頂いています。」と告知。「お待たせしてしまっていると心苦しさもありますが、限られたマンパワーの中で、でも精一杯やらせて頂いております」と現状を明らかにしています。

さらに続く投稿では、被災者の方から「『寝袋が暖かくて震災後、初めて朝まで寝れました』とのお言葉に救われて。」という経験や「避難所でも『毛布一枚しかなくて寒くて寝られない』『敷布団がなくてダンボールを敷いて寝ています。エアマットが欲しいです』と。」という苦しい状況を伝えています。

そして、震災から1ヶ月以上も経つ中、未だ「多くの方々が車中泊をされています。」「10年以上、災害支援活動を続けてきましたが、僕の経験上、一ヶ月以上が経過してこの状況は初めて。」と、現実をもって支援の遅れを指摘しています。
【担当:芸能情報ステーション】