山上容疑者が事件前日に島根県のフリージャーナリストに送ったとみられる手紙では、次のような内容が書かれていました。

 (手紙に書かれた内容)
 『安倍の死がもたらす政治的意味、結果、最早それを考える余裕は私にはありません』

 警察が山上容疑者の自宅から押収したパソコンの中からも、この手紙と同じ文面データが見つかり、データは7月6日深夜に保存されていたということです。

 また、事件前日の7月7日に訪れていた安倍元総理の岡山市の演説会については、4日前に把握していたことも新たにわかりました。スマートフォンで演説予定を複数回確認し、その後、岡山行きの新幹線の片道切符を購入していたということです。

 警察は、山上容疑者がこの時期に安倍元総理の襲撃を最終決断したとみて捜査しています。