能登半島地震の発生から40日余り。輪島塗を手がける職人は、朝市の再生に向け12日も作業場の片付けを進めています。

記者
「輪島塗りの蒔絵師の工房です。物が散乱し、漆は溢れています」

石川県輪島市に住む喜三誠志さんは輪島塗りの蒔絵師で、妻が開く輪島朝市の店で商品を販売していましたが、火災により店は全焼しました。店に並べていた喜三さんが手がけた商品は、ひとつも残りませんでした。

地震発生から43日目。作業場の片付けを進める喜三さんは、ぐちゃぐちゃになった作業場から、ある重箱を見つけます。

蒔絵師 喜三誠志さん
「作っている途中のもの。あともう1、2か所、仕上げる予定でいた。輪島塗りのいいところは直せる。時間はかかってもまた直せることが強み。これにめげず頑張って作り直したい」

商品は地震によってほとんど失われ、自宅にあった全体の2割ほどしか残りませんでした。

蒔絵師 喜三誠志さん
「作ればいいですから、少しづつでも。とにかくいい作品を作って、もう一度お店を出したいなというのが1番の目標ですね」
復旧、復興へ道のりの厳しさは感じながらも喜三さんは前を向きます。

















