より大胆な戦略に打って出た施設もあります。

弦間大記者:
こちらの部屋、一見アパートのようですが実は無料で使えるオフィスです。

一見アパートのように見えるが、無料で使うことのできるオフィス

大月インターチェンジから車で10分ほどの場所に6月にオープンしたサテライトオフィス「Asari Mult Base」。

6月にオープンしたサテライトオフィス「Asari Mult Base」 山梨・大月市

使われなくなった教員宿舎を市が改修した施設です。

オフィス内はシンプルなたたずまい

特徴は何と言っても利用料金!

光熱費、通信費を含めて全て無料で利用することができます。


大月市企画財政課 上條宏久さん:
普段行楽で来る方は直接富士吉田や甲府、長野に行き、大月は通過されるだけしかなかった。大月を知ってもらうことが第一だと思っています。


大月市内でのサテライトオフィスの開設や会社を起すことを検討している人などが利用できます。

最大で1年間利用することができ、現在、県内企業1社が使用しているということです。

上條さん:
交流人口の創出につながる賑わいの拠点となるような施設にしたい。

7月1日に富士急行線富士山駅の駅ビル=QーSTA内にオープンしたのは、「ドットワークPlus」。

7月1日にオープンした「ドットワークPlus」 富士吉田市

共有の仕事スペースや交流スペースなどを設けたサテライトオフィスです。

富士吉田市が市内50か所を目標にテレワーク環境を整えて首都圏などから人を呼び込む「市まるごとサテライトオフィス事業」の拠点となる施設です。


ドットワークPlusは働く場所、飲食店、娯楽施設など情報を集約した総合案内所でもあるのです。


運営会社キャップクラウド 萱沼徹CEO:
(首都圏からの)距離も1つ大きな要素であることもさりながら、市がコンパクトシティーで非常に住みやすい、水もおいしいという、基本的なポテンシャルの高さがある。もっとこれを全国にアピールしたい。

運営会社キャップクラウド 萱沼徹CEO


富士吉田市 堀内茂市長:
この地の利を生かした働き方がますます脚光を浴びてくるだろうと思う。

富士吉田市 堀内茂市長


コロナ禍で県内でも増加するテレワーク向けの施設、今後の取り組みに注目です。