本社から離れた仕事場のサテライトオフィスや、職業の異なる人たちが設備を共同で使うワーキングスペースが山梨県内でも次々と誕生しています。
富士・東部地域では首都圏に近いメリットを生かした取り組みが行われています。
JR中央線上野原駅の目の前に今年5月にオープンした「見晴亭」。

1階はイベントなどで使う交流スペース、2階はコワーキングスペースと、企業のオフィスとしても利用できる部屋などが用意されています。


特徴はこのレトロな雰囲気。
20年前に廃業して空き家になっていた築70年の旅館を改修し、一部はそのまま活用しました。

手掛けたのは東京都内でWEBデザイン会社を経営する小俣卓充さん。
上野原市出身で4年前にUターンしてきました。
小俣卓充さん:
新しい働き方が浸透してきて、出ていくだけじゃなく戻って来る場所があると違うのかなという思いが元々ありまして、それであれば人が集まれる場所が上野原にはないので作ることを決めました。

ワークショップからママ友の集まりまで地域の人が交わる場にもなっています。

利用者は:
いろいろな方と交流でき、自分自身も上野原で商売しているので出会いもいいなと思う。

小俣さん:
外から来る人と地元の人たちが上手く交わってお互いに良い刺激を受けられる場所を目指していきたい。