パキスタンの総選挙は10日、開票結果がほぼ出揃ったものの、与野党の双方が“勝利”を宣言する異例の事態となっています。
パキスタンの総選挙は8日に投票が行われ、選挙管理委員会は10日、小選挙区266議席のうち、253議席の開票結果を発表しました。
当初は与党が優勢とみられていましたが、元首相のイムラン・カーン氏が率いる最大野党「パキスタン正義運動」の支援を受けた無所属候補が最多となる100議席を獲得。
カーン氏は現在、汚職の罪などで収監されていますが、「パキスタン正義運動」は、AIで作成したカーン氏を使ってSNSで勝利を宣言しました。
予想を上回る野党勢力の躍進の背景には、選挙前にカーン氏が執ような刑事訴追を受けたり、最大野党の選挙への参加が禁止されたりしたことへの大きな反発があったとみられます。
一方、ナワズ・シャリフ元首相が率いる与党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派」も“71議席を獲得し、「第1党」を確実にした”と主張しています。
現地メディアは、“与党側の連立協議がすでに合意に達した”と報じていますが、野党側の支持者らは選挙の不正を訴え抗議していて、混乱が広がるおそれもあります。
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