裁判では一転 被告 “被害者宅に行ったことも覚えていない”

廷内スケッチ(1月29日の初公判)

事件直後、山本被告は「人を殺しました」「(殺したのは)元カノです」「捕まえてください、待ってます」と自ら110番通報。確保後の取り調べでは、「5回くらい刺しました」「こんなんで離れるくらいやったら死んで、俺ももうおらんくなった方が」「(大田さんが)窓開けて、走って飛び降りました」と供述していた。

しかし裁判では一転。山本被告は「僕のしたことは間違いない」と起訴事実を認めたが、大田さんを殺害したこと、さらには大田さん宅を訪れたこと自体を「覚えていない」と供述。自ら通報したこと、取り調べで話したことも、記憶にないという。