そうは言っても、3ヵ月間も貯水率0%…本当に影響無し?

鹿野川ダムは2月6日午前4:30に貯水率0パーセントから脱し、それ以降も緩やかに貯水率は回復しています。
過去の記録を見ると、2009年に39日間、2022年12月に13日間、それぞれ貯水率0%が観測されましたが、3か月あまりという長期にわたって0%になったのは、鹿野川ダムの運用開始以来初めてだということです。
こうした状況を受け、肱川を管理する国交省などは、2023年10月から翌1月にかけて流域の12地点で水質や生態系、景観に影響が出ていないか調査を行いましたが、全ての地点で「影響なし」と判断されたということです。
なお、鹿野川ダムの水は生活用水としては使われておらず、主に洪水調整、河川環境の保全、発電のために利用されいて、貯水率が下がっても市民生活への直接の影響は無いということでした。