
(出演者らによる読み合わせ)
「グンソー」
「なんだよ」
「崖の上、誰か見てる」
「あいつは俺らと住む世界が違う、そもそもな 人間に興味がないんだよ」
「人間に興味ない?まさか」
「あいつが興味があるのは鉄クズだけ」
「健太だよ里中健太」
「じゃあケンでいいわね、ねぇケン、あなたボディーガードやらない?」
「ボディーガード?」
「そう」

『声』を得た登場人物たちが物語に新たな魅力を加えます。本番ではより臨場感を高めるため、舞台の大スクリーンに西海市の風景などが映し出されます。

剣持さん:
「後ろに絶えずイラストが出るんですよ3百何十カットぐらい。ちょっといま急ピッチで進めてるんですけど」
出演者:「方言的なことは気にしなくていい?」
剣持さん:「気にしなくていいです、このままでいきましょう」
世界の人の目に止まって長崎に来てくれることを期待

朗読劇「ガラ☆クタ」の初演は今月11日、東京都 荒川区のサンパール荒川です。まずは東京のみの上演ですが、剣持さんは地元の後押しがあればすぐにでも長崎での上演を実現したいと話します。

剣持さん:
「長崎で上演したいですね。この『ガラ☆クタ』が、もし世界の方々に見ていただけたら、そうした海外の方々が長崎に足を運んで下さるんじゃないかなと。
地域活性化っていう言い方もおこがましいんですけど、そうした感じのふうになっていけば」

作品を通して伝えたいのは夢とロマン、そして長崎の魅力。朗読劇の先にアニメ化や世界配信も見すえた「ガラ☆クタ」のこれからの展開に期待です。