大使「まず新鮮でおいしい食事。そして、海、きれいな空気、森林、温泉などの自然環境。高齢者が多いので、リハビリのインフラと経験のある専門家がいること。日本には『森による治療』という言葉があった気がしますが」

記者「森林浴?」

大使「そうです、森林浴!」

◆福岡市医師会が受け入れ先を手配へ

コルスンスキー大使は、福岡市医師会の会長らにも面会。国などとの協議で、旅費やビザの課題がクリアできれば、1か月から2か月、リハビリ患者を受け入れてもらえないかと打診しました。

これに対し、福岡市医師会の平田会長は「日本はリハビリプログラムが進んでいる。受け入れ先の病院を手配したい」と答えました。

ウクライナ人患者の長期リハビリについては、すでにアメリカやヨーロッパで受け入れが始まっているということです。大使の訴えを受けて、日本がどんな支援の手を差し伸べられるのかが問われています。

◆手足なくした子供も数百人か

宮脇キャスター:ゼレンスキー大統領は国際社会へのメッセージで盛んに武器の支援を呼びかけていますが、日本にはそれが難しいことが分かっている大使だからこそ「リハビリ」という形で支援を求めているんでしょうね。


池尻キャスター:大使によると、攻撃を受けて手足をなくした子供も数百人いるということで、例えば義手や義足を作る技師なども必要だということです。日本の得意分野で支援できることはほかにもありそうな気がしますね。