■ 左手のハンディキャップから磨いた『ワンハンドシュート』

SEAWEST 西田 聡さん:
「日本の(女性選手の)なかじゃ一番高い。高さだけで言えば高い選手。(打点が)2mを超える選手は日本でも江口選手だけじゃないかなと思う」
世界トップクラスの高さで華麗にかわしてシュート!

さらに江口さんの武器は『ワンハンドシュート』です。
両手で投げるよりも打点が高くなるこのシュートは、左手を自由に使えない彼女だからこそ身についたものです。
江口 侑里さん:
「普通のバスケを見ても、基本女子は両手で、ツーハンドで(シュートする)。男子がワンハンドが多い。今は代表でも片手で打つことを練習している選手も多くいるので、そう考えると小学校からやっている私はそこが強みでもあります」
そして驚くのがそのシュートの正確さ!

SEAWEST 西田 比呂華さん:
「シュートを打っている姿見たらマシーンだなと思います」

男子 U23強化指定選手 小川 祥太さん(22):
「シュート力・決定力が一番(江口さんの)武器かなと思います。自分もシュートを武器にしていて、ある意味ライバルというか負けないようにお互い頑張ってるっていう感じですかね」
ひたむきに、コツコツと努力を積み重ねてきた江口さんがいま見据えているのは、憧れ続けてきた2年後の大舞台です。

江口侑里さん:
「次のパラリンピックでチームの大きい目標としては金メダル、と私も考えていますけど、やっぱり個人的には代表に入ったばっかりなので私自身。次のパラリンピックに出て、選手として選ばれて、その試合で活躍できるようにしたい」
夢から目標へと変わったパラリンピック。出場への切符をこの手で掴みます。