2月14日のバレンタインデーを前に、宮城県気仙沼市の老舗かまぼこ店では、ハートの形のかまぼこ作りが行われています。

気仙沼市南町のかまぼこ店「いちまる」では、8日からハートの形のかまぼこ作りが始まりました。

従業員は、スケソウダラのすり身をハート型に整えて切り出し、贈る相手に伝えたいメッセージやイラストを食紅で色をつけたすり身を使って丁寧に描いていきました。

定番の「ありがとう」や「St.Valentine」のメッセージのほか、今年は、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手にちなんだ「SHOーTIME(ショータイム)」や「デコピン」も注文が多いということです。

いちまる 尾形啓一社長:
「年明け早々から災害や事故があったので、もらった人もあげた人も両方とも幸せになってもらえればという思いで描いています」

ハート型のかまぼこ作りは20年前から行われています。すべて注文を受けてからひとつひとつ手書きで作っていて、バレンタインデーまでに500個から600個ほどが作られるということです。