北欧のアイスランドで再び火山が噴火しました。これまでのところ、けが人は出ていませんが、温水を供給するパイプに溶岩流が達し、一部の地域で住宅などの暖房に影響が出ています。

アイスランド気象庁は現地時間の8日午前6時すぎ、南西部レイキャネス半島で再び火山が噴火したと発表しました。

国営放送などによりますと、けが人はおらず、噴火の勢いは弱まりつつありますが、地熱を利用して暖房用の温水を供給するパイプに溶岩流が到達し、一部の地域で温水供給ができなくなっているということです。

影響は2万人以上におよび、一部の学校や幼稚園などが休校や休園する予定だということで、市当局が家庭や企業に節電を呼びかけています。

一方、ヨハネソン大統領はSNSで、アイスランド発着の航空便に「影響は全くない」としています。

噴火は去年12月と1月に続いて3回目です。