優子さんはさらに、障害者福祉施設の利用者とのワークショップもスタート。
経験もスキルも関係ない、みんなと一緒に踊るだけで自然に笑顔があふれてくる、今まで味わったことのないダンスの可能性に気づき始めました。
優子さん:「なんという、なんというバイブス。私が突き上げられてますね」

11月、富山県射水市の劇場。このステージでダンスを披露する優子さんの応援に、家族が駆けつけました。

ブルーの照明の下、ソロパートを踊りきる優子さん。家族は、それぞれが優しいまなざしで優子さんを見つめます。
自分の成功のためのダンスからみんなと一緒に幸せを感じるためのダンスへー。
進む道が見えてきました。

終演後ー。
優子さん:「私は今ここに生きれているっていう感覚を取り戻すために、まず踊りますし、それプラス、誰かを幸せにするために踊りたいとっていうのが、もう明確で。より幸せな毎日を送っていただけるためにダンスってすごく役立つと思うので、それを私がシェアできるのであれば、できる限りやりたいと思ってます」
「踊る主婦」として新たなダンス人生を切り拓き始めています。
優子さんの大きな目標は、福祉施設の利用者さんや家族、スタッフをはじめ、障害のあるなしに関わらず、いろんな人と一緒にダンスを楽しむこと。その目標の一つとして、2月下旬からは高岡支援学校中学部の体育の授業でも、ダンスの講師を務めるということです。