■世界陸上オレゴン・4日目(日本時間16日・米オレゴン州ユージーン)

世界陸上は大会4日目を迎え、男子走高跳決勝が行われた。初出場ながら日本陸上界史上初の世界陸上での決勝に進出した真野友博(25)が2m27をクリア、8位入賞を決めた。

2m19の1回目は固さが見られ太ももがバーに触れてしまい失敗したが、2回目はしっかり修正し余裕をもってクリアした。バーの高さが5㎝上がり2m24の1回目、真野は跳び急いでしまい失敗。それでも決勝の大舞台ですぐさま修正し、2回目でクリアした。

2m27は1回目でクリア。助走、踏み切りのタイミングも完璧に決まり、最高のジャンプを見せた。2m27はその他5人が失敗し、真野は次の試技まで時間が空くことになった。
集中して臨んだ2m30の1回目は踏み切りのタイミングは合っていたが、抜き足が少し遅れバーに触れてしまった。2回目も綺麗なジャンプを見せたがバーに触れた。
勝負の3回目も背中がバーに触れてしまい失敗。真野の記録は2m27となった。
他の選手の結果を待って、8位が決まり、日本勢初となる世界陸上での入賞を果たした。

金メダルはムタ・エッサ・バーシム(31・カタール)。安定したジャンプで2m37まで全て1回目でクリアし、1度もジャンプを失敗することなくパーフェクトで世界陸上3連覇を果たした。

銀メダルは自己ベストの2m35を跳んだ東京五輪4位のウ・サンヒョク(26・韓国)。銅メダルは最年長、34歳のウクライナ、アンドリー・プロツェンコ。東京五輪でバーシムと金メダルを分け合ったジャンマルコ・タンベリ(30・イタリア)は、2m35を3回失敗し2m33の4位。メダルに届かなかった。