■世界陸上オレゴン・4日目(日本時間19日・米オレゴン州ユージーン)

世界陸上は19日(日本時間)大会4日目を迎え、男子200mの予選が行われた。
日本は3人が出場し、上山紘輝(23・住友電工)、飯塚翔太(31・ミズノ)が着順で準決勝に進出した。
小池祐貴(27・住友電工)は新型コロナウイルスに感染し欠場となった。

各組3着とタイム上位3人が準決勝へ進む男子200m。
日本選手権を制し、初出場の上山は1組に登場。スタートダッシュに成功しトップでコーナーを抜けた。初の大舞台で20秒26の自己ベストをマーク、予選1組2位に入り着順で準決勝進出を決めた。
「思ってたよりタイムも出てますし着順で入れたのが嬉しいなと思います。強い選手ばかりなので勝負しなくてはいけない、積極的にレースしました。(準決)自己ベストが予選で出たので勝負して楽しいレースをしたい」と喜んだ。

予選2組に登場した飯塚翔太(31・ミズノ)もスタートから飛び出した。20秒72で3位に入り、上山同様に着順での準決勝進出を果たした。
スタートで5レーン、アーロン・ブラウン(カナダ)のスターティングブロックが滑り、ブラウンが転ぶハプニングから、仕切り直してのレースだった。
「たまにこういう事もあるので冷静に何も思わず対処して走りました」と飯塚。今大会追加招集で代表入りし、4回目の世界陸上に臨んでいる飯塚は笑顔を見せながらも準決勝へ向け「自分のベストを尽くすことだけ」と気を引き締めた。