南海トラフ巨大地震。その最新の発生確率は、10年以内に30%程度、30年以内に70%~80%。そして50年以内だと『90%程度もしくはそれ以上』とされています。昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から約80年が経過していて、切迫性の高い状態となっています。
気象庁は、南海トラフ周辺の地震活動や地殻変動等の状況を調べ、毎月、評価検討会や判定会を開催しています。2月7日、最新の評価が発表されました。
まず、最近の南海トラフ周辺の地殻活動については、『現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません』と評価しました。詳しく見ていきます。